作業工程

作業工程

播州姫路生まれの白い革の工芸品

文庫革は、真っ白な牛革を使用し、独特な加工を施した工芸品です。この独特な加工というのが他の工芸品には無い風合いを作り出しています。もちろん、ひとつひとつ手作業で加工されております。
まずは白革に型を押し (浮世絵柄、小紋柄、花柄、等、)一筆一筆、彩色を施し、漆で古びをつける行程をへて、 お財布や小物などに縫製して仕立てます。
漆で古びをつける行程は『錆入れ』(さびいれ)と呼ばれ、漆の他に真菰というイネ科の植物の胞子の粉が、使用されています。この『錆入れ』の行程が文庫革の製法の秘伝となっています。

文庫革の商品ができるまで -ひとつひとつ手作業で丁寧に-

こちらでは文庫革の製造工程を紹介いたします。
1つのお財布が出来上がるまでに、20人以上の人の手がかかっています。

工業製品のように全て同じに画一的ではないことが、手作りの物の持つ魅力の1つです。例えば、筆の跡、筆のはらいやぼかし感、多少の差も一期一会の出会い、可愛さと思って頂ければと思っています。
しかし、作り方は頑なに手技を伝承しながら、職人たちが使う方に喜んで頂けるように丁寧に作っています。

1.裁断から型押し

裁断風景1

大きな白い革に抜き型をあて

裁断風景2

クリッカーで裁断したら

型押し風景1

熱を入れた版に革、フェルトの順に乗せ

型押し風景2

プレス

型押し風景3

取り出してみるとこの通り

型押し風景4

しっかり型が入れば素押しの白革の完成です

2.彩色

自分の工房で彩色をする職人や、社内の工房で彩色をするスタッフ。それぞれが一筆一筆丁寧に彩色を施します。

彩色風景1

一筆ずつ丁寧に

彩色風景2

丁寧に

彩色風景3

一筆ずつ

彩色風景4

筆を持ち替えて

彩色風景5

色作りも人の手で

彩色風景6

数百の色を作ります

彩色風景7

筆もこの通り

彩色風景8

繊細な作業が続きます

3.錆入れ

文庫革の肝である錆(古美)を付ける作業です。

真菰

錆び入れに使う真菰です

錆入れ風景1

みるみる錆が入ります

錆入れ風景2

さらにさらに

錆入れ風景3

しっかり錆が入りました

4.仕上げ

更に工程を進め革を仕上げていきます

仕上げ風景1

手分けして作業します

仕上げ風景2

革を保護し

仕上げ風景3

手直しをして

仕上げ風景4

ひとつひとつ確認して

5.仕立てから商品まで

国内の職人が一つ一つ作り上げています。

仕立て風景1

こちらの職人さんはご夫婦で仕事をされています

仕立て風景2

一目ずつ慎重に

検品風景1

検品はスタッフで手分けして

検品風景2

きれいに拭いて

検品風景3

カードを入れて

商品

箱に入れたらお客様の下に

色とりどりの筆

また、彩色も、色作りも職人の手作業なので色のバリエーションは無数にあり、柄に合わせて様々な彩色のバリエーションを変える事が可能です。
白黒を含めて8色の元色から、職人の感覚を頼りに色を混ぜ合わせ、熟練の手技で繊細に仕上げていきます。
それに加えて型押しの型が現在使用しているものだけでも、百種類以上あるので、1つ選び出すのが困難なほど、様々な個性の柄が生まれていきます。

現在では、昔ながらのこの製法で文庫革の名前で製作しているのは、日本で文庫屋「大関」1軒だけです。 
また、文庫屋「大関」は、現在登録商標として登録されております。許可なく文庫屋「大関」の商標を使用することは、法律で禁じられております。